2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
- 作者: 西村博之
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: 新書
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(2007-08-06読了)
Amazonで注文したけれど,なかなか来なかったので書店で購入してしまった本.
気になったのはニコニコ動画において,「観ている動画はなんでもよい」(pp.65-66)というくだり.コメントを表示しない機能もあまり使われていないらしく,当初は著作権違法コンテンツが消えていったらユーザも消えていくだろう,と思われていたが,そうでもなく,ひろゆき氏は「ネタはなんでもよいのではないか」と考えているという.
興味深い.
ミクシィで起きた「ケツ毛バーガー事件」も(本書でもこの呼称をそのまま利用),メディアが騒がなければ,単なるネット上の出来事だったのに,それが一般社会まで知られてしまった.報道することの2次災害について指摘.
この点,激しく同意.
セカンドライフについても,ユーザ数の問題,ユーザ制限の問題,インターフェースの問題などを取り上げ,そんなに流行らんでしょうと指摘.いちサーバ50人しかアクセスできないというユーザ制限の問題はしらんかった.
日本の法律について言及し,問題点を指摘し,自分の考え方を述べている.初めてひろゆき氏の著作を読んだが,変わったところはあるものの,至極まともな考え方をする人だなぁと思った.
本書最終章の小飼氏との対談は技術屋さんじゃないとちんぷんかんぷんなんだろうなーと思いつつにやり.