ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」
「なんかヘンだよね…」 ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間
- 作者: 西村博之,堀江貴文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/09/04
- メディア: 単行本
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(2009-10-11読了)
ホリエモンとひろゆきの対談内容を書き起こしたもの.6つのトピックについて二人の対談内容が書かれている.読んだ感想は,ふたりとも思っていたよりもまともな人間ということがわかった.
以前の読書感想にも書いたけれど,僕はどちらかというとひろゆきの考え方に近いと思った.
以下はあくまで感想であり,ホリエモンの考え方を否定するものではない.
ホリエモンが「納豆はおいしいとは思わない,納豆を好きという人は健康に良いからといって,おいしいからという理由を答える人は少ない.けれど,おいしくて健康に良い食べ物は他にもたくさんある」と述べる箇所がある (p.132).
本を読んでいるときに隣にいた友人に「納豆好き?なんで?」と聞いたら「おいしいから」と答えた.僕もおいしいから好きなんだと思う.ホリエモンは福岡出身ということだけれど,九州の人はあまり納豆を食べないのかなぁ.
これを読んで,人を動かす質問力で紹介された「誤導尋問」の話を思い出した.例えば,上述の納豆を好きな人に納豆が好きな理由を聞く際に「おいしい食べ物は他にもたくさんあるのに,納豆をなんで食べているの?」という形式の質問をすれば.「だって身体にいいから」と答えたくなる.納豆を愛していない限り「おいしいから」とは答えづらいだろう.(僕もおいしいからと答えるだろうけれど)
納豆の例のように,本書の対談において,ホリエモンは世界の一部を切り出して,主観的事実に基づいて持論を展開する,というスタイルが目立った.煽るためなのか,そういう性格なのかわからない.本で読むと割と突っ込みどころ満載だけれど,続けざまに言われると反論できないのかなぁ.個人的には,もっとぶっ飛んだことを言ってほしかった気もする.
全く本質的ではないので,どうでもよいのだけれど,この箇所はスルーすることができなかった.
ホリエモンがグーグルに言及する際に,グーグルはデータセンタ設置費用が安価で済むため,大量のサーバを用いたサービスが可能な環境に拠るものだと言及した際の発言
堀江 それで,オバケサーバーでグレップ (テキストファイルから文字列を検索するプログラムの名称) みたいなことをやっているだけ.
(pp.200-201)
それなんてShunsaku(*1)?せめてlocateと言ってほしかった...