ロジカル・シンキング
- 作者: 平井孝志,渡部高士
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/04/14
- メディア: 新書
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(2013-01-06読了)
本書は自分が今まで読んだロジカルシンキング本の中で最も簡潔に書かれている印象を持った.後輩に何か一冊薦めようと思ったら迷わず本書を進めると思う.内容についてはいわゆるふつうのロジカルシンキング本と書かれているものと大差はないが,2ページ1項目かつ1ページは図で説明されているため,大変わかりやすい.
それ以外にもいくつか大切な視点を簡潔なフレーズにまとめているため,紙に書いて机の横に張るなどして意識したい.
気に入ったフレーズの中で特に気に入ったのは以下の2点
- 「論理のブラックボックス化を避ける (p.43)」
- 「キーワードに逃げず、とことんまで考え抜く (p.116)」
特に自分がキーワードに逃げ,論理の展開をキーワードに押し付ける癖があるので気をつけたい.「それxxでしょ?」とよくドヤ顔をしていた若かりし頃が黒歴史.
メモ
- 何が分かれば結論を出せるかも考えよう! (意思決定の判断基準の明確化も重要) (p.23)
- 視点を広げるラテラル・シンキング (p.24)
- ゴールデンカットに何を選ぶかですべてが決まる! (p.29)
- 論理のブラックボックス化を避ける (p.43)
- サンプリングの偏りに気をつける (p.52)
- 問題は「What」から「How」へと進んでいく (p.78)
- イシューツリーで「仮説」と「論点」の構造を明らかに (p.86)
- Why so?/So what?/True? を常に繰り返す (p.96)
- 鳥の目・虫の目で考える (p.108)
- キーワードに逃げず、とことんまで考え抜く (p.116)
- 一般解で満足せず、個別解を探す (p.118)
- 事実・認識・意見は明確に分ける (p.130)
- 「勝手にテコ入れトレーニング」を行う (p.146)