人間関係のしきたり
- 作者: 川北義則
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/10
- メディア: 新書
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(2007-12-08読了)
「鈍感力」と通ずるものあり,
以下,気になったメモ
- お世辞はどんどん言う(相手を褒める)
- 思い切ってつきあうのをやめてみる
- 相手の存在を消してみる
- 相手との距離感(わからないことがあってもいい)
- ギブアンドギブでいい
- やせがまんを大切にする
- 廉恥の精神を取り戻す
- 自分で自分を褒める(出来る人はこれがうまいらしい)
破廉恥とは,廉恥を破るということを初めて知った.
産経新聞に「大切にしたい廉恥の精神」という題の投書があったという.
「武士は物を生産するという面においては、社会に貢献しなかったが、廉恥の精神を残したのだった」
(p.147)
ルース・ベネディクトが「菊と刀」において,日本は「恥の文化」であると書いているように,廉恥の精神は日本の文化であるといっても過言ではない.
鈍感であることと同時に廉恥の精神を忘れないようにしたい.
いじめをなくせ!と急いでいるが,なくそうとしてなくなるもんじゃないし,いじめが常に悪とは限らない,という章は同意できる.誰だって幼少の頃にはいじめ,いじめられていたのではないだろうか?そこから学ぶことが多くあったはず.
著者は,世の中の事象には必ずしも「正解」があるわけではない,という章で本書を締めている.