不機嫌な職場

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

(2008-07-01読了)

さらっと読んだせいか,本書では何が問題になっているかわかるものの,なぜそれが問題なのか,”具体的”にどのような障害を生み出すのか,といった具体的な話が少なかったため,いまいち本書の伝えたいことがわからなくなった.


本書を読んで,特に感じるものがなく「そんなの当たり前じゃん」ということは,それだけ今の職場に恵まれているということであろうか.「それが難しいんだよ」とはならないように日々気をつけよう.


以下,殴り書きメモ

  • 問題点たち
    • あの人がいないと仕事がまわらなくなってしまう,という過度の属人性
    • 個人間の境界がはっきりし,仕事と仕事,人と人との間がさらに広がる「企業のタコツボ化」につながった
  • 社会的交換性に用いられるのは「個別性」と「具体性」
    • 個別性: 誰から貰うか
    • 具体性: どんな種類の資源か
  • お互いが資源のやりとりをするのを最上とする.
    • 不信の連鎖を防ぐ
  • 企業の例
    • グーグルの公私混同の職場のデザイン -> 昔の日本の職場のよう (p.104)
    • 二駅ルール
  • タコツボを超えた「共有化」
    • 相手が納得して,腑に落ちて初めて共有化できたという
  • 感情をシェアすること
  • 主体性を引き出す仕組みづくり
  • 感謝と認知のフィードバック