ネコを撮る
- 作者: 岩合光昭
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/03/13
- メディア: 新書
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(2007-12-07読了)
世界的に高い評価を受けている動物写真家の岩合光昭氏の著書.
自身が愛する猫の撮り方,そしてプロのカメラマンとしての心構えが書かれている.
気楽に読んだので,内容はほとんど覚えていない.外国のネコの方がハンサムのような気がする.猫の立場に立つということだけは忘れないようにしたい.
面白かったのは,ベネチアにはキジネコ(茶と黒のトラネコ),シマネコが多かったらしい.気になった著者が現地の動物愛護協会の人に聞いてみたところ,以下のような回答が返ってきた.
中世の頃,ペストが大流行した.
病原体を運ぶ媒体となったネズミを減らすために,世界各国の猫からネズミ捕りの名人を集めたという.そんな中,シリアの猫はネズミを捕るのが巧い,ということがわかりシリアの猫を大量に連れてきたのだという.なので,街中にはシリアーノ猫が多いのだと.
もちろん真偽の定はわからないが,こういう話は嫌いじゃない.
著者はこの話を紹介する章を「ヒトの道はネコの道」と名づけている.