砂漠

砂漠

砂漠

2007-06-21読了)

宮崎行きの直前に研究室の同期が貸してくれた.
おかげでパワポ準備どころじゃなくなって,欠航の便を待つ間ずっと読んでいた.
宮崎に着いた頃にはほとんど読み終わっていた.


伊坂幸太郎らしいお話.
人によって読み方は変わるのだろうけれど,伊坂作品は村上春樹に通じるものがある.
主人公の厭世的ともとれる性格(実はそうでもない)を中心に個性豊かなキャラクターが登場する.


誰が欠けても砂漠に雨は降らない.
この話は,砂漠に雨を降らした大学生たち
こんな青春を経験してみたかった.


超能力や超美人など,いくつかの要素を除けば
自分だって登場人物のひとりになれる


 なんてことは、まるでない。



伊坂らしい作品のひとつだと思う(あくまで私の主観).