新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
- 作者: アルバート・ラズロ・バラバシ,青木薫
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2002/12/26
- メディア: 単行本
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(2007-05-19読了)
面白い!早くも今年のベストにノミネート
これ読め!リストに入りました
内容については多分いろんなところで解説されていると思うので省略.
ほんのちょこっとだけメモった「生命の地図」の章についてメモ
ゲノムが解析され,「生命の書」が解明された,といわれている.
しかし,ゲノムが解析されたとしても遺伝子の役割についても同様に解析できたわけではない.
要素の働きが解明されても,要素同士が相互作用することによって生まれる働きまでは予測することは難しい.
本書では,「生命の書」の次に「生命の地図」を手に入れる
同じことは脳科学にも言える.
本書では脳科学におけるネットワークについては言及していないものの,同様に考えることはできないだろうか.
脳の場合は分析するには複雑すぎるネットワーク構造になっているので
分析対象にならないのかもしれないが...
何より本書を翻訳している青木薫氏.
実はサイモン・シン「暗号解読」を読んで,この訳者すげーな
と思っていたらこんなところで再会.やっぱりセンスが違う
柳瀬尚紀とともに要チェックの翻訳者.