菜穂子

(2013-08-14読了)

谷川岳への行き帰りに青空文庫で読んだ.風立ちぬの原案の一部なのかな?

堀辰雄の本は初めて読んだけれど,読みづらい.最初は菜穂子の母親の一人称で始まるのだけれど,母親自身を三人称で呼称したり,人の入れ替わりにどうもついていくのがつらかった.

映画の菜穂子とはかなり違う,それでいて通じるところもある.なお,ストーリーとして収拾がつかず,よくわからないまま終わる.村上春樹小説的な終わり方と捉えることもできるか.

風立ちぬも読んでみよう.