検索エンジンは脳の夢を見る
爆笑問題のニッポンの教養 検索エンジンは脳の夢を見る 連想情報学
- 作者: 太田光,高野明彦,田中裕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: 新書
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(2010-02-18読了)
爆笑問題が司会? を務めるNHKの爆問学問という番組を本に書き起こしたもの.連想検索エンジンGETAの高野先生の回では「連想検索エンジン」を紹介している.
途中,既存の検索エンジンは情報を一カ所に集める必要がある,と書かれている.いやいや,分散インデクス方式は10年以上前から当然のようにあったはずなんだけれどなぁ.というようなツッコミどころは満載.別に技術書ではないので必ずしも正確な知識を伝えることが良いわけではない.しかし,事実をねじ曲げて自分に有利に魅せるのはちょっと恣意が入っていると感じてしまう.
結局,GETAはクエリ拡張による検索,IMAGINEはクラスタリング検索という認識.僕としては,技術的に優れている云々よりも,特にクラスタリング検索のユーザが増えてほしい.
あと一点,あとがきで書いていたように,モバイルやスマートフォン向けのアプリを作ると良いのではないかと思った.こういう用途の検索エンジンが活きるケースというのをみんなが必死になって考えれば何か生まれてこないのかなぁ.