富士通の挑戦―コンピュータ・ウォーズ最前線

2009-03-02読了)

某事情により,池田敏雄のことを知りたくなって古本で購入.
4人のキーパーソンを軸に富士通のコンピュータ開発史を解説している.時間軸がわかりづらかったけれど,楽しかったからいいや.
日本の経済史について知識がなさすぎることを実感.もう少しビジネスマンとしての教養をつけたいなぁ.リレー式計算機の構造について勉強せねば.

自分メモ

  • コンピュータ=IBMという時代
    • 国内シェアでIBMに勝利
    • オーストラリア政府の入札でIBMに勝利
  • アムダール社の買収
    • アムダール博士

キーパーソン

  • 小林大祐
    • 国産コンピュータ事業をはじめた人物
    • 池田の上司
    • 後に社長に就任
  • 池田敏
    • コンピュータの天才
    • アムダール博士との交流
    • 「義務感で仕事をするな」
    • 昭和49年11月14日 51歳で逝去
  • 岡田完二郎
    • 68歳で社長就任
    • コンピュータ事業への資金投入
    • 読書百遍意自ずから通ず
  • 山本卓眞
    • 小林大祐の後任社長
    • 「私自身はどちらかといえば義務感で仕事をする方ですかね」

その他

  • 「右手で握手しながら左手でなぐり合っている」
  • どの本を読んでも池田敏雄の急死は「戦死」と書かれている.