ウェブ国産力
ウェブ国産力―日の丸ITが世界を制す (アスキー新書 047)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: 新書
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(2008-01-20読了)
今年初読了.
フラット革命の佐々木俊尚氏の著書.相変わらずジャーナリストとしては地に足のついた文章を書いてらっしゃる.
情報大航海プロジェクトを軸に国産の技術をどう世界に打ち出していくかというお話.技術的なキーワードは「パーソナライズ」と「ライフログ」,どちらも最近よく聞くキーワード.ただ,アプリケーションとして使えるようになるには5年10年かかるんじゃないかな,というのが個人的な意見.どちらもユーザが使うようになって初めて価値が出てくるものだから.
Googleが登場したときも,アルゴリズムは違ったものの,「クエリ型検索」というインタフェースは既存のものだったため,従来のものに取って代わるのが早かった.(当時すでにロボット型検索エンジンもあったしね.)
後は,ライフログもパーソナライズも,今まで計算機が踏み込んでこなかったレベルまで人間の生活に入り込んでくるから,これをユーザがどう受け止めるかによって成功の可否がかかっているような気がする.
そういう意味では,もはや自分も時代に乗れていない「携帯世代」に期待がかかる.モバゲータウンって携帯からでしかアクセスできないって初めて知ったし...
新しいサービスがあると,「お,やってみよ」という気持ちになっていたのだが,最近どうもそういう気にならないらしい,特に携帯サービス.セカンドライフもやらなかったし(もう終わってしまったような口ぶりだけれど,もう下火なんでしょう?)
日本発の技術を!!