人ったらし
- 作者: 亀和田武
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/10
- メディア: 新書
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(2007-12-09読了)
会った途端に魅了されてしまう,なんか憎めないそんな「人ったらし」を紹介している本.著者の視点で書かれており,読みやすい.
以下,自分メモ
- 夢で会おう
- 脚のない鳥がいるそうだ.ただ飛び続けて,疲れたら風に乗って眠る.地上に降りるのは,死ぬときだけだ.
照れないのがコツらしいが,一生使う場面ないだろうな.
プロの世界で勝ち続けるコツとして,野球に例えて,ホームランを打っても,それによってフォームを崩しては意味がないという.麻雀で勝ち続けるためには,大勝ちを狙うのではなく,9勝6敗を続けることだ,と阿佐田哲也こと色川武大は言う.
「どの道でもそうだけれども、プロはフォームが最重要なんだ」
(p.138)
吉行淳之介の名言「殴ったら,オレ死んじゃうよ」はかっこいい,と思った.ちなみにこの人の母がNHK朝の連続ドラマ「あぐり」の主人公のモチーフになった吉行あぐり.現在まだご存命だというから驚き(100歳).