人ったらし

人ったらし (文春新書)

人ったらし (文春新書)

2007-12-09読了)

会った途端に魅了されてしまう,なんか憎めないそんな「人ったらし」を紹介している本.著者の視点で書かれており,読みやすい.

以下,自分メモ

  • 話がうまい人は聞き上手(ヤマグチ君)
  • 「それ,知りません」と言えることは大事
  • 悪い方が良いことをしたときの印象+
  • 「やっと会えたね」辻仁成中山美穂に初対面で言った言葉
  • クヒオ大佐


レスリー・チャンが「欲望の翼」で使う口説き文句

  • 夢で会おう
  • 脚のない鳥がいるそうだ.ただ飛び続けて,疲れたら風に乗って眠る.地上に降りるのは,死ぬときだけだ.

照れないのがコツらしいが,一生使う場面ないだろうな.


プロの世界で勝ち続けるコツとして,野球に例えて,ホームランを打っても,それによってフォームを崩しては意味がないという.麻雀で勝ち続けるためには,大勝ちを狙うのではなく,9勝6敗を続けることだ,と阿佐田哲也こと色川武大は言う.

「どの道でもそうだけれども、プロはフォームが最重要なんだ」
(p.138)


吉行淳之介の名言「殴ったら,オレ死んじゃうよ」はかっこいい,と思った.ちなみにこの人の母がNHK朝の連続ドラマ「あぐり」の主人公のモチーフになった吉行あぐり.現在まだご存命だというから驚き(100歳).