私たちはどうつながっているのか
私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する (中公新書)
- 作者: 増田直紀
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 新書
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(2007-08-13読了)
クラスタという言葉を頻繁に使っており,ネットワークにおけるクラスタの役割から,実世界におけるクラスタの重要性,そしてハブの役割,効果などを解説している.
個人的には,モデルの話と実世界の話には論理的な飛躍があるため,そのまま鵜呑みするわけにはいかないが,直感的に理解するための例えだと考えればわかりやすい例だと思う.
今まで読んだネットワーク関連本の中で最も一般向け.
逆に言うと,あまり得るものがなかった...
ただ,刊行日が最近のため,新しい情報が載っているがうれしかった.
ランダムウォークによる中心性の計算は比較的新しいらしい
全体を通して,ネットワーク理論を全く知らない人々でもわかりやすく読める書.