枕探しと美人局

枕探しとは、旅籠、宿屋などで就寝の際に財布を枕の下や枕元の布団の下に置いて寝たことから、眠っている旅人の枕元から金品を盗むことをいいました。

美人局(つつもたせ)の美人局とは「武林旧事」によれば中国で元(げん)王朝(1271〜1368)の頃、娼妓を妻と偽って少年などを欺いた犯罪を称したのに始まり、男女が共謀して色仕掛けで男から金品をゆすり取ることを言いました。

日本で同様の犯罪をつつもたせというのは、「なれ合い間男(まおとこ)」のことを博徒の隠語で「筒持たせ」と呼んだことに由来します。

引用元: 昔の旅、その二