マスターしておきたい技術英語の基本
- 作者: リチャードカウェル,〓錦華,Richard Cowell
- 出版社/メーカー: コロナ社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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(2010-02-22読了)
Amazonで評判がよかったのでずいぶん前に購入したのだけれど,なかなか読む気にならなかったけれど,寝る前に眺めていたら,通読してしまった.
よく使われる単語について誤った使い方,正しい使い方を丁寧に解説している.Longman Dictionary of Common Errorsの中から特に技術英語で使われる単語をピックアップして,日本語の解説を加えたイメージ.この本だけでは英語論文を書けないけれど,手の届くところに置いておきたい.
表紙からは想像しがたいが,本書はカラー印刷でシンプルなつくりになっている.通読しても十分に勉強になるので,これはかなりお薦め.
例えばこんな感じ.
confirmは仮説に対して検証したかどうかを述べるので,単に実験結果を説明するだけではconfirmといわない.
というような解説があり,
x confirm => demonstrate
x confirm => determine
...
というように適切な語を使用例と共に示している.とにかく例文が豊富.
また,何度も調べたけれど理解できなかったセミコロンの使い方が理解できた気がした.
コンマを使って並列をするようなケースで,並列される文にコンマで含まれる場合にはセミコロンで区切る.おそらく文の区切りをわかりやすくするため.もうひとつの用法であるつながりの深い2文をつなげる感覚はまだわからないけれど.
メモ
- 基本的にproposeという単語は科学界に新しい発想を提案するのに使われる
- 新しいものをつくるのはproposeではない.develop, devise
- 基本的にproposed Xとは言わない.
- new, fabricated
- apply + 抽象的なもの + to + 活動
- 具体的なものをapplyするという言い方はしない => use
- is expected, is thoughtの場合,「一般的で,広く受け入れられている」必要がある
- 個人がそう思う場合は,
- is expected => should
- is thought => probably, seem
- 個人がそう思う場合は,
- reduceは数が減らせるものを目的語にとる
- x reduce mistakes
- o reduce the number of mistakes
- recently, has been usedは過去を表す.今は含まない
- difference in P of V = V difference in P